当デイ、ナイトケアセンターは、就労支援などパソコンを習ったり、事務を習ったりする場ではありません。
人が怖い、人ごみに行けない、会社に行きたくない、悩みがある、コミニュケーションがとれない、引きこもってしまう。など、社会生活に大きな支障がある方たちの為の場所です。それらは何かショックなことがあれば皆がなる可能性があるのです。
普通の生活がおくれないのにパソコンを習う気になどなるわけがありません。パソコンなどは、それが改善してからのことです。普通の社会生活がおくれるようになれば、会社への復帰もおのずと可能になってきます。昼夜逆転している方は生活リズムの改善から始めましょう。（難しいことではなく朝起きて９時30分にセンターに行くことから始めます）
診察は２週間に一度、あるいは１週間に一度程度になります。
その他の日の患者様のケアは入院施設のない町のクリニックには限界があります。
自分の辛さを訴えたり、話す機会は診察の場でしかありませんでした。
その間、患者様は家にじっといて過ごしたり、ネガティブなことしか考えない状態が続くことが多いのです。
小路メンタルクリニックデイナイトケアは午前９時30分から午後７時30分まで（土曜日は午前９時30分から午後１時までです。休館はクリニックと同じ）いろいろなプログラムを行います。
カウンセリング、認知行動療法、アサーション、ブレーンエクササイズ、フィジカルエクササイズなど、その方に合ったプログラムを提案し、社会復帰を目指します。リラックスタイムも大切です。（その中にはヨガや瞑想、簡単な作業：ビーズ製作や、アクセサリー製作、書道、カラオケ、ビデオ鑑賞、卓球等）薬も大切ですが、規則正しい生活から始め、認知行動療法、アサーションでの今までの自分をもう一度見直し、回復を目指します。　尚、デイケアセンタ－もクリニック同様、各種保険、自立支援等が使用できます。☆尚、その日行われているプログラムにかかわらず、デイケア、ナイトケアともにスタッフと１対１でのカウンセリング及び認知行動療法、EMDR療法を行っています。
仕事帰りにも利用していただけます。小路メンタルクリニックデイナイトケアセンターは患者様の回復の手助けになるよう努力してまいります。

小路メンタルクリニックスタッフ一同

EMDRは、眼球運動というリズミカルな動きを意識しながら過去の外傷記憶をあつかっていくことで、その処理を促してくれる働きがあります。
眼をキョロキョロ動かしていると、嫌なことを考えていても楽になることに気づいたことがはじまりです。この眼球運動をPTSDの方の治療に取り入れてカウンセリングを行ったところ、非常にすぐれた効果が確認されました。
外傷記憶に少しずつ慣らしていきながら、連想を活発にします。外傷記憶をポジティブな部分とあわせて、適切に過去の記憶として処理していきます。
過去のトラウマと向き合っていくことは必要ですが、眼球運動を組み合わせることによって「外傷記憶への慣れと再処理」をすすめていきます。
外傷記憶に少しずつ慣らしていきながら、連想を活発にします。外傷記憶をポジティブな部分とあわせて、適切に過去の記憶として処理していきます。外傷記憶の評価を行った後、眼球運動を行いながら脱感作と再処理をすすめていきます。